ト術とは?易学における象徴を用いた占い方法を解説
占い大好き
ト術って、どうやって占うんですか?
占い研究家
例えば、周易は三枚の銅銭を投げて、その表裏によって易の六十四卦を定めます。
占い大好き
へぇ、じゃあ他のト術も似てるんですか?
占い研究家
基本的な考え方は似ていますが、使う道具や方法はそれぞれ異なります。
ト術とは。
卜術 (ぼくじゅつ) とは、偶然によって現れた象徴を使って、物事の成り行きや未来を占う方法のことです。
主な卜術には、周易、断易、梅花心易、タロット、ルーンなどがあります。
これらはすべて、偶然に現れた象徴を解釈することで、物事の成り行きを占う方法です。
ト術とは?
ト術とは、易学の思想や理論に基づいて占う方法のことです。 易学は、古代中国で生まれた思想体系であり、宇宙の成り立ちや万物の変化などを研究する学問です。易学の発展によって、易占と呼ばれる卜術が生まれました。卜術は、易学の思想を基に、筮竹(ぜいちく)や六爻(りっかく)などの道具を用いて吉凶を占う方法です。
易学の思想では、宇宙の万物はすべて「陰」と「陽」の二つの要素から成り立っていると考えられています。陰は、暗・冷・柔などの性質を、陽は、明・熱・剛などの性質を持っています。また、易学では、宇宙の変化や循環を「五行」(木・火・土・金・水)で表しています。卜術は、これらの易学の思想や理論に基づいて、筮竹や六爻などの道具を用いて、未来の吉凶を占う方法です。
ト術の種類には、様々なものがあります。筮竹を用いて占う「筮法(ぜいほう)」、六爻を用いて占う「六爻法(りっかくほう)」、コインを用いて占う「銭亀法(ぜにきほう)」などがあります。ト術は、古代中国では、政治や軍事、外交など様々な分野で用いられていました。現代でも、ト術は、開運や厄除け、恋愛や結婚など様々な占いに用いられています。
ト術の種類
ト術とは、易学における象徴を用いた占い方法であり、古代中国で発祥した占いです。卜術には、亀の甲羅や動物の骨を焼いてそのひび割れから吉凶を占う「卜甲」、筮竹を用いて卦を立てて吉凶を占う「筮法」、銭を投げて卦を立てて吉凶を占う「銭卦」など、さまざまな種類があります。
「卜甲」は、亀の甲羅や動物の骨を焼いてそのひび割れから吉凶を占う方法です。龜卜は、甲羅を火であぶり、それが冷えたときにできたひび割れから吉凶を判断します。骨卜は、ウシやブタなどの動物の骨を火であぶり、それが冷えたときにできたひび割れから吉凶を判断します。
「筮法」は、筮竹を用いて卦を立てて吉凶を占う方法です。筮竹は、長さ約30センチの竹の棒で、その先端を火であぶってひび割れを作ります。そして、筮竹を手に持って振り、できたひび割れから卦を立てます。卦とは、易学の基本的な占いであり、吉凶を判断するのに用いられます。
「銭卦」は、銭を投げて卦を立てて吉凶を占う方法です。銭卦は、3枚の銭を投げて、その表裏から卦を立てます。卦とは、易学の基本的な占いであり、吉凶を判断するのに用いられます。
周易
周易とは、「易経」と「易伝」からなる中国最古の経典の一つです。易経は、易の原理を解説した占いの書であり、易伝は、易経の解説書です。周易は、宇宙の法則を解き明かすための占いであり、その原理は、「陰」と「陽」の二元性に基づいています。陰と陽は、相反する性質を持っており、互いに変化し合います。この陰と陽の変化を理解することで、宇宙の法則を解き明かすことができるという考えです。周易は、古代中国で広く用いられ、現在でも占いや風水などに用いられています。
周易は、「卜術」の一種です。卜術とは、筮竹やコインなどを使って占う方法です。周易では、筮竹を使って占います。筮竹は、長さ約30cmの竹ひごで、16本あります。筮竹を振って、筮竹の倒れ方によって「卦」を立てます。卦は、周易の基本的な占いの単位であり、64種類あります。卦は、陰と陽の二元性を表しており、互いに変化し合います。卦の変化を理解することで、宇宙の法則を解き明かすことができるという考えです。
断易
断易とは、中国に伝わる占術の一種で、易学の象徴を用いて占う方法です。断易の起源は古く、紀元前2世紀ごろに中国の周の時代に生まれたとされています。断易は、12の月をそれぞれ陰陽と五行に当てはめ、その組み合わせによって吉凶を占う方法です。断易は、簡単な道具や知識で占うことができるため、古代中国では庶民の間で広く親しまれていました。
断易は、現在でも中国や日本、韓国などで占術として用いられています。断易は、人生の転機や恋愛、仕事など、様々な事柄を占うことができます。断易の基本的な占術方法は、12の月のうち、自分の生月と現在の月を組み合わせて、吉凶を占うというものです。断易は、簡単な道具や知識で占うことができるため、初心者でも気軽に楽しむことができます。
梅花心易
梅花心易とは、易学の占術の一種であり、梅の花をモチーフにした38個の卦(か)を用いて占います。梅花心易は、中国の宋代に活躍した儒学者である邵雍(しょうよう)が、易学の思想を梅花の花びらに見立てて考案したものです。梅花心易は、易学の複雑な理論を簡略化してわかりやすくした占い方法であり、初心者でも比較的簡単に占うことができます。
梅花心易は、占いたい事柄を念じながら、梅花心易の卦が書かれた38枚のカードの中から1枚を引いて占います。占いの結果は、引いた卦の卦辞(かせい)と、卦の爻(こう)の組み合わせによって判断します。梅花心易の卦辞は、短い文章で卦の意味を説明したものであり、爻は卦を構成する6本の線のことで、それぞれに意味があります。爻の組み合わせによって、卦の意味が変化します。