方合で五行の力を強める

方合で五行の力を強める

方位が同じ三支が揃うと、その五行の力が強まると考える

方位が同じ三支が揃うと、その五行の力が強まると考える

方位が同じ三支が揃うとき、その五行の力が強まると考える。例えば、北の午の月（北西）・未の月（西）・申の月（西南西）、火の午・巳・戌の月（南南西）・丑・未の月（東北東）のように、これらの月は同じ五行の三支が揃っているため、その五行の力が強まると考える。また、五行を構成する三支が揃っている月が、その五行の月である。例えば、東の辰・寅・卯の月が木の月であり、西の酉・戌・亥の月が金の月である。

五行は、木、火、土、金、水の五つの元素のことである。五行は、互いに相生（そうしょう）と相剋（そうこく）の関係にある。相生とは、互いに生み出すことであり、相剋とは、互いに打ち消し合うことである。五行は、この相生・相剋の関係によって、バランスを保っている。

北は、旺支の子を中心に亥子丑

北は、旺支の子を中心に亥子丑という小見出しは、方合の考え方で五行の力を強める方法を説明しています。旺支とは、その五行が最も強く現れる十二支のことです。子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二支を、木、火、土、金、水の五行に割り当てると、以下のようになります。

木寅、卯
火巳、午
土丑、辰、戌、未
金申、酉
水子、亥

北は水の方角なので、水行を強めるには子を中心に亥子丑の三支を用いるのが良いとされています。例えば、北に水回りを配置したり、北の部屋を青色や黒色で統一したりすると、水行を強めることができます。また、北に水に関するものを飾るのも良いとされています。例えば、水槽や観葉植物、金魚鉢などを飾ると、水行を強めることができます。

方合の考え方を活用することで、五行のバランスを整え、運気をアップさせることができます。

東は、旺支の卯を中心に寅卯辰

東は、旺支の卯を中心に寅卯辰の三支があります。旺支とは、五行のめぐる十二支の中で、その季節の「中気」と「末気」の十二支のことです。

東は、卯の「木」の気が旺んになる季節です。この季節に卯が十二支に巡ってくると、木がさらに強く旺盛になります。そのため、東は、寅卯辰の三支があり、木の気がたくさん巡って、とても旺盛なのです。

春は、新しい命が芽吹く季節です。その季節に木がさらに旺盛になることで、新しい命がより強く成長できるといわれています。また、木は、財運や繁栄を表す五行なので、東は、財運や繁栄の方位ともいわれています。このため、東を大切にすることで、財運や繁栄をアップさせることができると考えられています。

南は、旺支の午を中心に巳午未

南は、旺支の午を中心に巳午未

方合とは、同じ五行を持つ支同士が合する関係のことです。南は火の気を持つ方角で、旺支は火の気が強い支のことです。午は旺支であり、巳と未も火の気を持つ支です。このため、南の方角は火の気が強く、方合によってさらに火の気が強まります。火の気は、情熱や行動力を表す五行です。このため、南の方角は、情熱的に行動したり、積極性を発揮したりするのに適した方角と言えます。また、火の気は、太陽や光を象徴する五行でもあります。このため、南の方角は、明るく前向きな気持ちになったり、運気が上昇したりするのに適した方角と言えます。

西は、旺支の酉を中心に申酉戌

西は、旺支の酉を中心に申酉戌の三支を巡る方合です。

底支である酉は、財を表し、申と戌は金気を伴って財が貯蔵される場所を表します。

この方合は、酉、申、戌の三支がすべて金気に属するため、五行の金の力を強めることができます。

金は、土と水生じ、火を剋し、木を制します。

したがって、この方合は、土の力を強めることによって、火の力を弱め、木の力を抑えることができます。

また、水を生じることによって、木と火の力を弱めることができます。

つまり、この方合は、土、金、水の力を強め、火、木、水の力を弱めることができます。

これにより、五行のバランスを整え、運気を上昇させることができます。