風水の基礎知識:八宅派とは
占い大好き
「八宅派」とは、風水における有名な流派の一つですよね。どのような特徴があるんですか?
占い研究家
八宅派の特徴は、家を八方位に分けて、各方位の吉凶を判断することです。また、その家に住む人との相性を判断することも可能です。
占い大好き
なるほど、方位の吉凶と人の相性を見るんですね。方位の吉凶はどのように判断するんですか?
占い研究家
方位の吉凶は、その方位が五行のどの要素に属するかによって決まります。例えば、東は木、南は火、西は金、北は水などのように、方位と五行は対応しています。そして、その人の生年月日によって、その人がどの五行に属するかを判断し、方位の吉凶を判定します。
八宅派とは。
八宅派は、代表的な風水流派の一つで、「八宅明鏡」という本がその原点です。住居を八つの方位に分けて、それぞれの吉凶を判断していきます。そのため、「八宅派」と呼ばれています。また、住居に住む人との相性も判断できます。
八宅派の概要
八宅派の概要
八宅派とは、風水の流派の一つで、八つの宅位と八つの卦を組み合わせた方位学のことです。八宅派の創始者は、唐の時代を生きた袁天罡(えんてんこう)と李淳風(りじゅんふう)とされており、その後、宋の時代に王伋(おうきゅう)によって体系化されました。八宅派は、人間の生年月日や性別、方位によって吉凶を判断する占術です。
八宅派では、方位を東西南北の四正と東南西北の四隅の八つに分け、それぞれに八卦を当てています。八卦とは、乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤の八つの卦のことです。乾は天、兌は沢、離は火、震は雷、巽は風、坎は水、艮は山、坤は地を表しています。八宅派では、八卦を人間の生年月日や性別によって割り当て、その人の吉凶方位を判断します。
八宅派の八卦
八宅派の八卦
八宅派の風水は、八つの異なるグループに分類される家のエネルギーを分析する風水の流派です。各グループは、八つの異なる八卦のうちの1つに関連づけられており、八卦はそれぞれ異なる属性と方向性を持っています。
八つの八卦は以下の通りです。
* 乾北西
* 坤南西
* 艮東北
* 巽東南
* 離南
* 坎北
* 震東
* 兑西
各八卦は、特定の要素、方向、色、形、動物などと関連づけられています。例えば、乾は金属、北西、白、円形、亀と関連づけられています。坤は土、南西、黄色、方形、牛と関連づけられています。
八宅派の風水では、家のエネルギーを分析するために、八卦を家の間取りに重ね合わせます。各八卦の領域は、その八卦の属性と方向性を持っており、家のエネルギーを決定します。例えば、乾の領域は、金属、北西、白、円形、亀と関連づけられており、その領域のエネルギーは、これらの属性の影響を受けます。
八宅派の風水では、家のエネルギーを改善するために、各八卦の領域に適切なものを配置します。例えば、乾の領域に金属製のオブジェを配置したり、北西の方角に白を基調としたインテリアにすることで、その領域のエネルギーを改善することができます。
八宅派の家相判断
八宅派の家相判断は、住宅の立地、間取りなどから吉凶を判断する方法で、方位や建物の形、間取りなどを考慮して行われます。 八宅派の家相判断では、まず住宅の立地を考慮します。 立地は、方位、地形、周辺環境などによって吉凶が判断されます。 方位は、東西南北の四正方位と、北東、南東、南西、北西の四隅方位の合計八方位で構成されています。 八宅派の家相判断では、各方位にはそれぞれ吉凶があり、住宅の立地が吉方位にあれば吉、凶方位にあれば凶とされます。
地形は、高台、低地、平地などによって吉凶が判断されます。 高台は、周囲を見渡すことができ、日当たりや風通しがよいため、吉とされます。 低地は、湿気が多く、日当たりが悪いため、凶とされます。 平地は、高台と低地のどちらでもないため、吉凶は中庸とされます。 周辺環境は、道路、公園、学校、病院などによって吉凶が判断されます。 道路は、交通量が多すぎると騒音や排気ガスなどの公害が発生するため、凶とされます。 公園は、緑が多く、日当たりや風通しがよいため、吉とされます。 学校は、教育環境が整っているため、吉とされます。 病院は、病気が蔓延しているため、凶とされます。
八宅派の家相判断では、住宅の間取りも考慮されます。間取りは、部屋の配置、開口部の位置、動線などによって吉凶が判断されます。 部屋の配置は、各部屋が適切な方位に配置されていることが重要です。 開口部の位置は、採光や通風を考慮して適切に配置することが重要です。 動線は、住宅内をスムーズに移動できることが重要です。 八宅派の家相判断は、住宅の立地、間取りなどから吉凶を判断する方法であり、住宅の設計や購入の際に考慮されることが多いです。
八宅派の運勢判断
八宅派の運勢判断は、八宅派風水の重要な要素の一つです。八宅派風水では、生年月日と方位を基に、各人の運勢を判断します。その際、生年月日から「本命卦」を、方位から「宅卦」を割り出し、本命卦と宅卦の相性をみて、運勢を判断します。
本命卦と宅卦の相性が良い場合は、その方位は「吉方位」とされ、運気が上昇すると考えられています。逆に、本命卦と宅卦の相性が悪い場合は、その方位は「凶方位」とされ、運気が低下すると考えられています。
八宅派の運勢判断は、住居やオフィスの位置や間取り、家具やインテリアの配置、さらに玄関や窓の方位、また寝室や居間など生活の中で使用することの多い部屋の方位などを決定する際に、考慮される重要な要素です。八宅派風水を参考に、運気を上昇させ、健やかに暮らしましょう。