西洋占星術とは
占い大好き
先生、西洋占星術について教えてください。
占い研究家
西洋占星術とは、個人のホロスコープ(出生図)から、その個人の生まれながらに持った個性や、これから起こるであろう未来の出来事を予想する占星術です。
占い大好き
ホロスコープ(出生図)とは何ですか?
占い研究家
ホロスコープとは、人が生まれた瞬間の惑星の位置を表した図のことです。ホロスコープは、その人の性格や才能、運命などを占うために使用されます。
西洋占星術とは。
西洋占星術とは、東洋や他の占星術と区別するために呼ばれる占星術です。個人のホロスコープ(出生図)をもとに、12のサイン、12のハウス、10の天体、天体同士の関係(アスペクト)などを組み合わせて、その人の生まれ持った特徴や、将来起こりそうな出来事を予測します。
西洋占星術の歴史と起源
西洋占星術とは、生まれ持った天体の配置に基づいて、人の性格や運命を占う占術です。 人間の生活に占星術が取り入れられたのは、紀元前2千年紀のメソポタミア文明まで遡ります。メソポタミア文明では、天体の動きを記録し、その動きと人間の運命との関係を研究していました。
やがて、占星術はエジプト、ギリシャ、ローマへと伝わり、発展していきました。 中世ヨーロッパでは、占星術は天文学の一分野として扱われ、大学で教えられていました。ルネサンス期には、占星術はさらに発展し、科学的な根拠に基づいて占う方法が考案されました。
17世紀以降、科学の進歩に伴って、占星術は迷信として扱われるようになりました。しかし、現在でも占星術を信じる人は多く、占いの一種として親しまれています。
西洋占星術で用いられる12サインとその特徴
西洋占星術は、天体の位置や動きに基づいて人間の性格や運命を判断する占術です。西洋占星術では、12のサインが用いられており、それぞれが異なる特徴を持っています。
12のサインは、春分点から30度ごとに区分された12の天区です。春分点は、太陽が黄道上で北半球から南半球に移動するポイントであり、3月21日ごろに訪れます。12のサインは、春分点から白羊宮、牡牛宮、双子宮、蟹宮、獅子宮、乙女宮、天秤宮、蠍宮、射手宮、山羊宮、水瓶宮、魚座の順に並んでいます。
各サインには、独自の性格や特徴があります。例えば、白羊宮は、行動的でリーダーシップに長けた人が多いとされています。牡牛宮は、粘り強くマイペースな人が多いとされています。双子宮は、好奇心旺盛でコミュニケーション能力に長けた人が多いとされています。蟹宮は、愛情深く家庭的な人が多いとされています。獅子宮は、プライドが高くカリスマ性がある人が多いとされています。乙女宮は、知性派で几帳面な人が多いとされています。天秤宮は、社交的で調和を重んじる人が多いとされています。蠍宮は、情熱的でミステリアスな人が多いとされています。射手宮は、楽観的で自由奔放な人が多いとされています。山羊宮は、勤勉で責任感の強い人が多いとされています。水瓶宮は、独創的で人道的な人が多いとされています。魚座は、ロマンチストで芸術的な人が多いとされています。
西洋占星術は、古代から続く伝統的な占術であり、世界中で多くの人々に愛されています。各サインの特徴を知り、自分自身や他の人をより深く理解するために役立てることができます。
12ハウスとその意味
西洋占星術では、12のハウスがそれぞれ異なる意味を持っており、その人の人生のさまざまな側面を象徴しています。ハウスは、出生時の惑星の位置に基づいて決定され、各ハウスに割り当てられた惑星の性質によって、その人の性格や運命が形作られると考えられています。
12のハウスには、次のものがあります。
・1ハウス自己、外見、性格
・2ハウス所有物、お金、価値観
・3ハウスコミュニケーション、兄弟、近親者
・4ハウス家族、家庭、根源
・5ハウス創造性、楽しみ、恋愛
・6ハウス健康、仕事、奉仕
・7ハウス結婚、パートナーシップ、他人との関係
・8ハウス死、再生、隠されたもの
・9ハウス旅行、高等教育、哲学
・10ハウスキャリア、成功、公共的地位
・11ハウス友人、グループ、希望
・12ハウス潜在意識、無意識、精神性
これらのハウスは、互いに関連しており、その相互作用によって、その人の人生の全体像が形作られます。例えば、1ハウスの太陽は、その人の自己意識と外見を象徴し、10ハウスの太陽は、その人のキャリアと成功を象徴します。
12のハウスの意味を知ることで、その人の性格や運命をより深く理解することができます。また、ハウスの配置によって、その人の人生における課題やチャンスを予測することも可能です。
10天体とアスペクト
西洋占星術は、天体の位置や動きを分析して、人間の性格や運命を占う学問です。その起源は古く、紀元前4000年頃までさかのぼると言われています。西洋占星術の基本となるのは、10天体とアスペクトの考え方です。
10天体は、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10個の天体のことです。それぞれが異なる性質を持っていると考えられており、その位置や動きを分析することで、人の性格や運命を占うことができます。
アスペクトとは、天体同士の角度のことです。天体同士が一定の角度を形成している場合、その角度はアスペクトと呼ばれます。アスペクトには、良い影響を与えるものと、悪い影響を与えるものがあります。良いアスペクトは、幸運や成功をもたらすと考えられており、悪いアスペクトは、不幸や障害をもたらすと考えられています。
西洋占星術では、10天体とアスペクトを分析することで、人の性格や運命を占うことができます。その結果は、自己理解を深めたり、人生の課題を乗り越えたりするのに役立つと言われています。
西洋占星術の活用法
西洋占星術の活用法は多岐にわたり、古代エジプトの王妃クレオパトラが占星術師に占わせ、恋愛に関して助言をもらっていたという話も残っています。また、西洋占星術は、これらの12サインの組み合わせや、各惑星の位置を考慮して、その時点における全体のバランスを判断します。その結果を見て、その時点で何が起こっているのか、今後何が起こりそうなのか、また、その時に注意すべきことは何かなどを占うのです。
西洋占星術は、恋愛や結婚、仕事やお金、健康や旅行など、さまざまな分野で活用されています。例えば、恋愛では、二人の相性や結婚の時期を占ったり、仕事では、転職の時期や昇進の時期を占ったり、お金では、投資の時期や貯蓄の時期を占ったりすることができます。健康では、病気になりやすい時期や健康運の良い時期を占ったり、旅行では、旅行先の吉凶や旅行の時期を占ったりすることができます。
西洋占星術は、単なる占いではなく、人生の指針として活用することができます。自分の生まれた日と場所、時間から導き出されるホロスコープは、その人の人生の地図のようなものであり、それをうまく活用することで、人生をより豊かにすることができます。