九星気学の基礎となる思想「方鑑」とは?
占い大好き
「方鑑(日本の「九星気学」の基盤となる思想。鎌倉時代から江戸時代にかけて研究と実践が行われた。大正時代に園田真次郎がそれを「気学」とした。)」について教えて下さい。
占い研究家
方鑑は、日本の「九星気学」の基盤となる思想です。鎌倉時代から江戸時代にかけて研究と実践が行われ、大正時代に園田真次郎がそれを「気学」としました。
占い大好き
方鑑は、九星気学の基盤となる思想なんですね。では、九星気学とはどのようなものですか?
占い研究家
九星気学は、九つの星(九曜)の運行によって、吉凶を判断する占術です。中国から伝来し、日本では室町時代に盛んになりました。
方鑑とは。
方鑑は、日本の古典的な「九星気学」の礎となる考え方です。鎌倉時代から江戸時代にかけて、その思想は研究と実践が重ねられました。大正時代に、園田真次郎氏がそれを「気学」として体系化したのです。
方鑑とは:九星気学の基礎となる思想
方鑑とは、九星気学の基本的な思想であり、宇宙のあらゆる事象は、時間と空間の両面から捉えることができるというものです。 時間の要素として、九星が用いられ、空間の要素として、方位が用いられます。九星とは、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星のことであり、それぞれに固有の性質と意味を持っています。方位とは、東西南北中央の四正方位と、北東、北西、南東、南西の四隅方位のことであり、それぞれに固有の性質と意味を持っています。方鑑では、九星と方位を組み合わせることによって、あらゆる事象を分析し、吉凶を判断することができます。
方鑑を使うことで、自分の吉方位を知り、その方位に移動したり、その方位に面した部屋に住んだりすることによって、運勢を好転させることができます。 また、方鑑を使うことで、その年の吉凶を知ることもできます。方鑑は、九星気学の基礎的な思想であり、九星気学を学ぶためには、方鑑を理解することが不可欠です。
方鑑の研究と実践:園田真次郎によって気学へ
方鑑の研究と実践園田真次郎によって気学へ
そもそも方鑑とは、中国の道教系の秘書「黄帝陰符経」に書かれている「法は一にして万変」という言葉から起こったとされています。この言葉は、万物はただ一つの法則に従って変化しているという意味で、方鑑もこの法則に基づいているといえます。
方鑑の研究は、江戸時代の初めから盛んになり、特に園田真次郎によって気学へと発展しました。園田真次郎は、享保19年(1734年)に生まれ、文政11年(1828年)に没した旗本です。彼は、方鑑を研究し、気学へと発展させました。気学は、方鑑の法則を基に、方位や時間、干支などの要素を組み合わせて、吉凶を判断するものです。
園田真次郎は、気学を体系化し、多くの著作を残しました。その中でも、代表的な著作は「気学指南」です。気学指南は、気学の基礎から応用までを解説したもので、現在でも多くの気学研究者に読まれています。
方鑑の思想:気の流れを基に吉凶を判断
方鑑の思想は、九星気学の基礎となる重要な考え方です。方鑑とは、方位と時間という二つの要素を組み合わせて、気の流れを判断するものです。九星気学では、方位と時間は互いに影響し合っており、その組み合わせによって吉凶が決まると考えられています。
例えば、北西の方位は丑寅の方位であり、寅の方位は卯の方に属します。このため、北西の方位と寅の方位が重なる丑寅の年は、寅の方位が吉方位になると考えられます。また、北西の方位は乾の方位でもあります。このため、北西の方位と申の方位が重なる乾申の年は、申の方位が吉方位になると考えられています。
このように、方鑑の思想は、方位と時間という二つの要素を組み合わせて、気の流れを判断し、吉凶を判断するものです。九星気学を学ぶためには、方鑑の思想を理解することが重要です。
方鑑の活用:方位術や家相など
方鑑とは、九星気学の基礎となる思想であり、方角や方位を重視する考え方です。方鑑では、方角を東・南・西・北・中央の5つに分けて考え、それぞれの運勢や吉凶を判断します。また、方鑑は家相にも活用され、家の向きや間取り、玄関の位置などを決める際に参考にされます。
方鑑の活用法として有名なのが方位術です。方位術とは、方角を利用して運勢を良くする開運法であり、家相や旅行先、仕事の場所などを決める際に使用されます。例えば、東は太陽が昇る方角であり、新しいことを始めるのに良い方角と考えられています。一方、北は水の方角であり、お金を貯めるのに良い方角と考えられています。
方鑑は、家相にも活用されます。家相とは、家の向きや間取り、玄関の位置などを決める際に、方角を考慮する考え方です。例えば、家の中心にある部屋は、最も重要な部屋とされ、家長の部屋や寝室に適しているとされています。また、玄関は、家の顔であり、運気を左右する場所とされています。そのため、玄関は、東や南などの吉方位に配置することが望ましいとされています。
方鑑は、九星気学の基礎となる思想であり、方位術や家相など様々な分野で活用されています。方鑑を理解することで、運勢を良くし、より良い人生を送るためのヒントを得ることができます。