アストロロジーとは?知っておきたい占星術に関する用語解説
アストロロジーの起源と歴史
アストロロジーは古代から人類の歴史と密接に関わってきました。その起源は紀元前3000年頃までさかのぼり、古代メソポタミア、エジプト、ギリシャなど、さまざまな文明で占星術が発達しました。古代の天文学者は、星の運行と人間の運命との関連性を信じ、星や惑星の動きを観察して、未来を予測したり、人々の性格や運命を占ったりしていました。
古代ギリシャでは、占星術は天文学や哲学と密接に関連しており、アリストテレスやプラトンなどの哲学者も占星術を研究していました。また、ヒッパルコスやプトレマイオスなどの天文学者は、占星術の理論や手法を体系化し、発展させました。
ローマ帝国の時代になると、占星術はさらに普及し、皇帝や貴族の間でも人気を博しました。紀元1世紀のローマの皇帝ティベリウスは、占星術師を宮廷に呼び寄せて、自分の運命を占わせたと言われています。
中世ヨーロッパでは、占星術はキリスト教の影響を受けて衰退しましたが、ルネサンス期になると、再び脚光を浴びるようになりました。16世紀には、占星術師ノストラダムスが、予言書『諸世紀』を著し、その予言が当たると評判になりました。
17世紀以降、科学の発展とともに、占星術は迷信として扱われるようになりましたが、20世紀後半以降、再び占星術への関心が高まり、現在では、世界中で多くの人々が占星術を楽しんでいます。