いにしえの易「連山易」とその歴史
いにしえの易「連山易」とその歴史
連山易とは何か
連山易とは、古代中国で生まれた易の流派のひとつであり、太古に伏羲が河図より天道を、文王が洛書より地道を演繹・推命したのが易経だといわれていますが、それに先立つ周の文王の時代に易学が成立し、連山・帰蔵・周易の3種の易書ができたという説が近世に唱えられ、連山易は伏羲易とも称され、伏羲が河図によって易を創始したとされるため、易の原点ともいわれている。
連山易の成立は紀元前27世紀頃とされており、伏羲が黄河から出現した神亀の甲羅に描かれた文様から易を編み出したという伝説が起源とされています。連山易は、河図を基にして作られた易経であり、河図の配列順序に基づいて、卦を立てて占うという方法がとられています。
連山易は、古代中国の占術として広く用いられていましたが、その後、周易が成立すると、連山易は衰退していき、現在ではほとんどその姿を消しています。しかし、連山易の考え方や思想は、現代の易学にも大きな影響を与えています。